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歌舞伎 幕のなかの内緒話―上方歌舞伎役者 片岡比奈三

8月17日
読了時間: 3分

この度、当会の会報誌「大向う」に3年にわたって連載された文章に加筆・修正したものが出版されました。一人でも多くの方にご高覧いただきたく、ご推薦いたします。

                「関西・歌舞伎を愛する会」代表世話人 川島靖男 


城山書房(住所:東京都豊島区、代表取締役社長:内田宏壽)は、「歌舞伎 幕のなかの内緒話」(著者:石井清)を刊行します。関西の歌舞伎愛好団体の会報誌に連載された随筆を、このたび一冊にまとめました。映画の子役でデビューし、上方歌舞伎役者の主に女形として活躍した青年期から壮年期までの研鑽の間のさまざまな出来事、歌舞伎の演じ手としての各役へのアプローチの仕方、演目に対する読者への案内で構成され、初心者でもわかりやすい歌舞伎案内書でもあります。

多くの人から愛された松竹座の閉館、今後の歌舞伎を含む文化の発信拠点としての劇場誕生が熱望される2026年。上方歌舞伎を支える側の熱い思いをお読みください。


著者 石井 清


本体予価:1800円+税(税込み1980円)

発売日:9月18日予定

仕様:四六判並製本・144 頁

   ISBN 978-4-911293-03-4 C0095


●目次

片岡比奈三のできるまで

母と祖母に背を押され/雛助師につく/初めての女形/身体で覚えていって/失敗を糧に/萌芽/勉強会前夜/若鮎の会/虚実の狭間で/巡業の旅/改革続きの芝居、歌舞伎/舞台で生き続ける

歌舞伎の役・役柄・役者

明けましておめでとうございます/その一 幕開き/その二 黒衣/その三 腰元/その四 色町の女・仲居/その五 色町の女・女郎/その六 娘・息子/その七 立廻り/その八 役の重さ/その九 役柄ということ/その十 失敗/その十一 かわる/その十二 継続

演目のイリュージョン

『対面』の物語展開/『忠臣蔵』に託されたもの/『実盛物語』『忠臣蔵』誰かのために……/戦争と歌舞伎演目/お金と人のからみあう『封印切』の魅力/『封印切』の記憶/幕内頭取という仕事/『壺坂霊験記』のひたむきな愛情物語/阿国とシェイクスピア/思いと結果の食い違う世の不条理の活写/一年の役柄を振り返って/多様な幕引きのおもしろさ


著者略歴 

石井清 Kiyoshi Ishii

1950年2月東京生まれ、幼少期に京都に移住。映画「浅太郎鴉」(56年3月公開)の勘太郎役でデビュー。以後テレビ時代劇、ラジオなどに子役の経験あり。高校入学後に松竹芸能タレント養成所に転校、上方で活躍していた女方十代目嵐雛助に入門し、歌舞伎俳優に。69年2月嵐雛三を名のり初舞台。雛助没後、五代目片岡我當門下に移籍し片岡比奈三に改名。長年上方歌舞伎の一員として大阪を拠点にしながら、各地で舞台を踏む。若手の勉強会「若鮎の会」発起人の一人として80年から毎夏自主公演を10回続ける。これが発展し現在の「上方歌舞伎会」の立ち上げを担った。93年4月眞山青果賞敢闘賞。2015年以降は主に幕内頭取の石井清として舞台裏を取り仕切る。




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